こんにちは、エンジニア修行中のイケオ(@ikeoikeoi)です。
今回はエンジニアの資格である、LPIC1の取得方法について
僕が1カ月で取得するまでの流れをまとめました。
なんとか平成最後に取れてよかった・・・
LPIC1は101と102という2つの試験に合格してGETできるのですが、
それぞれに関して詳しく書いていきます。
101と102で試験の形式は同じなのですが、
出題形式などにすこしちがいがあるので、
それに合わせて勉強方法も変えた方が
効率よく取得が出来ると思います!
なるべく最短で合格できるように解説していきますので、
これから受ける人は参考にしてみてください。
カンタンに受験方法から
まずはサラッと受験方法について書いておきます。
ピアソンに登録
まずは様々なテストの実施を受け持っているピアソンVUEに登録します。
基本的にベンダー系の資格はこのサイトを経由して受験することがほどんどなので、
IDなどを忘れないようにしておきましょう。
LPIに登録
ピアソンに登録出来たら、
受験可能な団体の中からLPICを主宰しているLinux Professional Institute(LPI)
を選択してここのアカウントを作成します。
作成が完了したら、今回受けるLPIC101を選択します。
※バージョンに注意!※
LPICではひとつ前のバージョンで試験を受けることが出来ます。
2019年5月時点では
・バージョン5.0…LPIC-1 Exam 101, Part 1 of 2, version 5.0
・バージョン4.0…LPI Level 1 Exam 101, Junior Level Linux Certification, Part 1 of 2
を選ぶことで受験出来ます。
ややこしいですが、自分が学習したバージョンで受けるのを間違えないようにしましょう。
試験を選んだら、受験場所と日付を設定してその日に会場に行けば大丈夫です。
LPICの試験には身分証明書が2個いるので、
免許証と保険証などを忘れずに持っていきましょう。
当日ははやめにいっても席が空いていればそのまま受験できるので、
もし早めについてしまっても大丈夫です。
試験概要
試験時間は約90分で、選択問題とコマンド入力問題などがあります。
101に関してはだいたい10問くらいが入力であとは選択問題になっており、
基本的に覚えていないと解けないのですらすら回答していき
だいたい30分くらいで終わります。
おわるとすぐ画面に結果が出る方式で、
約500点以上で合格、それ以下だと不合格と表示されます。
すぐにわかるのはうれしいのですが、
終了ボタンを押すときにめちゃくちゃ緊張します笑
最低点は200で最高点は800点なので、
65%くらいの正解で合格がもらえる仕組みになっています。
出題問題は毎回変わるので、
まんべんなく覚えることが重要です。
LPIC1に必要なのはこの本のみ。
勉強に使う本はこの1冊のみです。
資格の勉強で困るのが本選びなのですが、
LPICに関してはこの一冊のみで十分です。
僕はこれ以外にオンラインの問題集しかやっていません。
(2025/01/29 11:50:46時点 Amazon調べ-詳細)
本のカバーの色から、よくあずき本と呼ばれるこの本があれば、
101も102もカバーできるので、十分でしょう。
【追記】
最近この最新バージョンが出ました。
5.0を受験する方はこちらの最新版を買う方がいいでしょう。
(2025/01/29 11:50:47時点 Amazon調べ-詳細)
この本をさらっと2週くらい読みます。
101に合格したら102の範囲を続けて読んでいく形でOKです。
いっきに呼んでも特にいいことはないので、
確実に101から仕留めていきましょう。
内容はわからなくても何となくLinuxとはなにか、
が分かれば十分なので、
意味わからない、眠い、辞めたい、、と思ってもとりあえずは読み切りましょう。
まずは101から
101の出題範囲は大きく4分野になるので、
とりあえず各範囲がどんなものなのか、だけ意識して本を読み切ればOKです。
このあとにひたすら問題を解いていきます。
問題は次に紹介するサイトが最強なので、そちらでひたすら問題を解いていきましょう。
ping-tで問題を解いていく。
ping-tはエンジニアの資格の勉強ができる最強学習サイトです。
ここでひたすら問題を解けば、試験に合格するレベルには到達します。
しかも101の範囲は無料で学習が可能なので、
ありがたく使わせてもらいましょう。
勉強の流れとしては、
①4分野ごとにそれぞれ銅から銀にしていく。【2日で1分野】
↓
②一通り①が終わったら、1回模擬試験を解く。
ここで正答率が半分以下ならすこし理解が弱いので50%の問題を銀から金にする。
↓
③50%が金になったら、残りをランダムに30問ずつ解答していく。
長すぎると飽きるため、コツコツ短く解いていきましょう。
これをくりかえして、
銅の数をほぼ0にしていきます。
最終形態はこんな感じになりました。
これで模試を受けて最終調整を行いましょう。
だいたい30分で終わるので、80%が3連続続けばほぼ合格圏内です。
これで本番の正答率は75%くらいでした。
残りの時間はコマ問を解く。
コマ問は問題数が多いので、やる気が無くなるかもしれないが、
101の試験にも少しはコマンド問題が出るので、
とりあえず簡単なコマンドは覚えておくべきでしょう。
ざっと問題を流して一通り解いて、半分くらいコマンドが頭にうかぶなら大丈夫です。
内容的にはそこまでむずかしいものは出ないので、
各コマンド名だけ覚えておきましょう。
(追加の-tとか-aとかを書かせる問題はほぼ無かった)
ここまでやっておけば、問題との相性がよっぽど悪くないかぎり
合格できるでしょう。
つづいては102の試験を見ていきます。
続いて102を取ろう!
102も基本的にはすることは変わりませんが、一点だけ注意することがあります。
101と同じようにあずき本を1周読む。
この時点では細かいコマンドと各コマンドの違いまで覚えなくてもいいので
とにかく端から端まで読んでおきましょう。
ping-tで問題を解いていく。
ここも101と同じです。
ただ、102の問題は月額2400円のプレミアムコースに入らないと見れないので、
1カ月だけでいいので課金しましょう。
問題集を一冊買うより安いので、
短期決戦と思ってお金を払ってしまいましょう。
そのあとに続いてpingtをコツコツこなしていき、80%くらい金にします。
最終的にこんな感じになりました。
そして、ここからが101との大きな違いです。
コマ問をしっかり解く
101では流したコマ問を全部きちんとやりましょう。
102の試験のほうがコマンド問題の出題比率が高くなっていて
体感でも20問くらい出ていました。
なので101のように流し見で受けてしまうと
全く解けない問題が多すぎて落ちてしまいかねません。
しかも厄介なことにフルパスで答える問題が多く、
パスの書き出しがほとんど
/etc/~confとかなので、初めは覚えるのにかなり苦労しますが、
コマ問をしっかり解くと選択問題も解けるようになるので、
根気よく取り組みましょう。
ということで、101ではサラッとしか行わなかった
コマ問は必須と考えていいと思います。
あずき本をもう一回読んでおく
102の難しいポイントはコマンド記述の多さに加えて、複数選択の問題も多く、
単純に答えだけを丸暗記だとすこし解けない問題があります。
なので、コマ問を解いた後に本を隅々までよんで、
各コマンドの役割を整理しておくことをおすすめします。
僕もテスト前日に読み込んでおかなかったら
解けなかったような問題もありました。。。。
(あぶなかった)
102の方が簡単!とかいう声もあったのですが、
個人的には102の方が難しかったです。
LPIC1獲得!
ということで、晴れてLPIC1を獲得することが出来ました。
結局トータルの学習時間は
LPIC101…3時間×10日 30時間
LPIC102…2時間×14日+土日5時間×6日 58時間
と、未経験の僕でも約一か月で取得することが出来ました。
比較的仕事に余裕があったので試験勉強にパワーを注げましたが
忙しいともう少しかかってしまいそうでした。
LPIC1の勉強をすることで、OSの仕組みとか、
色々PCの裏側の処理を知ることが出来たので、
とても勉強になったので、これから実際に動かしてマスターしていきたいと思います。
これから受験する人の参考になれば幸いです!