書評

【書評】新卒こそ読むべき『転職の思考法』。自身のマーケットバリューを知れ!

こんにちは、イケオです。

今回紹介したいのはこの本

『転職の思考法』という本です。
最近転職というワードが日本でも浸透してきておりますが、

はたしてこのまま会社にいてもいいのか?
転職はエージェントに頼ればいいのか?

といった悩みを抱えている人も少なくないのではないでしょうか。

そんな中でこの一冊は、
「これからの市場でどのようにして自分の価値を高めていくのか」
「転職をするときにどのような基準で会社を選ぶのか」

という、超重要な事が書かれていました。

題名は転職の思考法というものの
これからの働き方を考えるという点では
すべてのサラリーマンに読んでほしい本だと思いました。

とくにこれから社会で活躍するであろう
20代の人にはかなり深い内容でした。

それでは簡単に僕が学んだポイントを紹介していきます。
あまり話すとネタバレになってしまうので、サクッとお話していきます。

まずは転職エージェント。は間違い!

転職をするときにまずやってはいけないのは、
いきなりエージェントに登録してカウンセリングを受けること。

この理由も詳しく書いていたのですが、簡単にまとめると
彼らの仕事は短期的に見て良い転職先を探すことだからです。

ビジネスモデル的にそうなっているので仕方がないのですが、
もちろんいいエージェントも存在します。

ただ、
彼らのアドバイスをそのまま受け取ると良い結果につながらない可能性がある。
ということを知っておきしょう。

転職をする前にまずは自分の市場価値(マーケットバリュー)を知れ!

転職エージェントに登録して失敗する理由
それが「自身のマーケットバリュー」を知らないから。

本書では、

『マーケットバリュー=技術資産×人的資産×業界の生産性』

と書かれていました。

カンタンに言うと。

・専門知識があるか、
・マネジメント経験があるか
・業界が伸びている分野なのか

というようなポイントの掛け合わせで決まるという話です。

この、自身のマーケットバリューを知らずに転職をすると
本来の力を発揮できなくなってしまったりミスマッチが起こってしまうという訳です。

本書のスタート地点はここ、マーケットバリューを知ることにあります。

そのほかにも、

・転職先の会社の見極め方
・いいベンチャー企業の見つけ方
・新卒で入るべき会社と中途で入るべき会社の違い
・いいエージェントの見極め方

など、マーケットバリューを最大に発揮できる環境の探し方
のアドバイスがてんこ盛りです。

ここは本書を買ってじっくり読んでみてください。

仕事の「楽しみ」について

ここはかなり僕が共感したポイントなのです。

皆さんは
『夢がない人間はダメ、夢を持つことが大事』
というイメージをどこかでもっていませんか?

これは実はほとんどの人に当てはまらないのです。

本書では、こう書かれていました。

人間には、「何をするか」に重きをおくto do型の人間と、
「どんな人でありたいか、どんな状態でありたいか」を重視する
being型の人間がいる。99%の人はbeing型なので、
「心からやりたいこと」が無くても悲観する必要はない。

つまり、多くの人は何になりたい!という明確な目標よりも、
どういう状態にいたい!という状態を重視しているということです。

仕事をRPGに例えると、

主人公の強さはステージに見合った強さなのか

ということが重要で、

信頼できる主人公が適度な緊張感のある場所にいる状態

を作り出すことが「楽しみ」につながるということだと書かれていました。

たしかに、ブラックと言われる企業にはふさわしい環境が備わっていないため、
ひたすら倒せない敵と戦い続ける「楽しみ」のない職場が出来てしまうんでしょうね、、

これからの日本

転職は悪だ!転職すべきでない!
という風潮はまだまだ日本にはあります。

転職が善になると、逆に会社は
「人々に残ってもらえるような環境」
を作る努力を始めます。

そうなっていくと、個人は選択肢が増え、
会社はひとを集めるためにどんどん魅力的になっていく。
というのが本書のくくりでした。

おそらく少子化がすすみ、
人不足が深刻になって、本当にその状況が起こるでしょう。

まとめ

確実にこれから日本では
「転職」についての考え方が
大きく変わってきます。

昔はブラックで企業から抜け出せないなどがありましたが、
だんだんその実態も明らかになってきており、
個人の選択の自由が広がろうとしています。

そうした時代の中で、
この本にある「転職の思考法」、
つまり、「転職の軸」を知らないと
間違った選択をしやすくなる
だろうと感じました。

最後にの記事でつたえたいことは一つ。
「早いうちにこの本を読んでおくべき!」
ということ。

これから来る転職があたりまえの時代にになってから、
スキルがなくて転職ができない状況になってしまうのはとても怖いことです。

何度もいいますが、
自身のマーケットバリューを高めるのが大切。

この考え方は新卒であろうが
大学生であろうが
はやく知っているに越したことはないです。

できるだけ人生の早いだんかいで、
「どんな人になりたいか、どんな状況になりたいか」
という視点で人生と差を付けていきましょう。

ということで、何度も読み返して
僕もマーケットバリューをどんどん高めていこうと思います。

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